2019年03月29日
すっとしました
ある日の午前中のことです。ご遠方より数ヶ月に1回お参りなさる男性の方がお越しになりました。

「こんにちは。ご無沙汰いたしております。私、今年初めてのお参りなのですよ。」
「○○さん。そうですよね。そうではないかと思いました。いろいろとお忙しくしていらっしゃったのですね。」
「ええ…そうですね。ちょっと忙しくしておりまして…。」
9回まわるお千度をなさって社務所に戻ってこられました。
「すみません。私、先ほど、本当ではないことを言いました…。忙しくてお参りできなかったというよりは…。実は昨年末からお祈りしていたことが、自分の思った通りには叶わなかったのです。それで少々がっくりきてしまいまして…。朝早く起きて京都に足を延ばすのが億劫になってしまったのです。」
「ああ…。そうでいらっしゃいましたか。分かります。そういう時、ありますね。分かります。」
「でも、しばらく時がたって冷静になってくると、自分の思い通りには願いが叶わなかったことにはきっと深い意味があったのではないかと。神様が自分に何か大切なことに気付かせようとなさったのではないかと。そんな風に思えるようになりまして…。そして、今日、お参りさせていただくことが出来たのです。」
「そのようなお話をお聞かせいただいてありがとうございます。そうですか。春分の日も過ぎたよい日和に、このようにお参りいただいて嬉しゅうございます。」
「ああ、今日はお参りできてよかったです。お話しできてすっとしました。」
九頭竜弁財天大神様は、先々のことまでを見通されて、人を幸いにお導きくださる奇蹟の神様です。今後とも大神様の守り導きがございますように。
2019年03月22日
社長になりました
ある小雨混じりの朝のことです。数ヶ月に1回くらいお参りをなさる30代の男性の方が社務所にお越しになりました。
「朝一番ですみませんが、お祓いをお願いできますか?」
「ええ、お受けいたしますよ。どのようなお願い事ですか?」
「私、社長に就任したのです。これから諸事うまく運ぶようにお祓いをしていただこうと思いまして。」
お若いのに社長になられるとのこと。しばらくお話を伺いますと…。何と申しますか…。いろいろあられたようで、本当に不思議なご縁で…。家業ではなく、仲間の方と起業されたようです。それが本当に不思議な巡り合わせで社長になられることに。
「いろいろと大変でいらっしゃるのですね。」
「ええ、頑張ってますよ。社長になるのは大変なことなのですね…。正式に社長に就任してからも、解決していかなければならないことがたくさんあります。でも、お蔭さまでいろいろな人にお助けいただいているのです。」

ご本殿でお祓いを執り行いました。お祓いが行われた後には青空がのぞき、日も射してきまして、9回まわるお千度をなさいました。
「ここ数ヶ月は本当にいろいろなことがあって…。何か深く感じるところがありました。これからは毎月お参りさせていただきます。」
ええ、きっとそのようになさることと思います。
九頭竜弁財天大神様の守り導きがございますように。
九頭竜大社のお祓い
「朝一番ですみませんが、お祓いをお願いできますか?」
「ええ、お受けいたしますよ。どのようなお願い事ですか?」
「私、社長に就任したのです。これから諸事うまく運ぶようにお祓いをしていただこうと思いまして。」
お若いのに社長になられるとのこと。しばらくお話を伺いますと…。何と申しますか…。いろいろあられたようで、本当に不思議なご縁で…。家業ではなく、仲間の方と起業されたようです。それが本当に不思議な巡り合わせで社長になられることに。
「いろいろと大変でいらっしゃるのですね。」
「ええ、頑張ってますよ。社長になるのは大変なことなのですね…。正式に社長に就任してからも、解決していかなければならないことがたくさんあります。でも、お蔭さまでいろいろな人にお助けいただいているのです。」

ご本殿でお祓いを執り行いました。お祓いが行われた後には青空がのぞき、日も射してきまして、9回まわるお千度をなさいました。
「ここ数ヶ月は本当にいろいろなことがあって…。何か深く感じるところがありました。これからは毎月お参りさせていただきます。」
ええ、きっとそのようになさることと思います。
九頭竜弁財天大神様の守り導きがございますように。
九頭竜大社のお祓い
2019年03月14日
五葉松の剪定
今日は朝から、五葉松の剪定が行われています。

とても麗しくなって参りました。

五葉松の隣では、紅白のしだれ梅がきれいに咲いています。

2019年03月11日
初めてのお参り
「初めてお参りするのですが、お参りの仕方を教えていただけませんか。」
ある女性の方が社務所にお越しくださいました。
9回まわるお千度。初めてではなかなかお分かりいただけません。
九頭竜大社の受付ではよくあるやり取りです。
お作法が書かれたパンフレットを差し上げて、おローソクと線香のお供えの仕方をご説明して…
その後は境内に出て、9回まわるお千度のお作法をご案内いたしました。
お千度をなさって、おみくじを引かれて社務所に戻ってこられました。

「ご遠方からお越しになられたのですか?」
「兵庫県からなのです。兵庫を中心に活躍されている〇〇さんという方がおられるのですけれども、ご本人から九頭竜大社は霊験あらたかでよくお参りするとお聞きして。それで今日初めてお参りさせていただいたのです。」
〇〇さん…。私もお名前をお聞きしたことはあります。九頭竜大社にお参りなさっているということもお聞きしたことがあります。ところが…きっと境内でお姿をお見掛けしたことはあるかとは思うのですが…どなたなのか…分からない…のです。そのようなこともございます。
「来てよかったです。神様のお力があふれていて気持ちのいいお社でした。緑が気持ちよくて、鳥のさえずりが聞こえて、比叡のお山が見渡せて。本当に気持ちのいい、心がすっとするお社でした。」
「ああ、そのようにおっしゃっていただいて本当に嬉しいです。きっとこのお社に合っておられるのだと思います。よかったです。」
九頭竜弁財天大神様は奇縁でもって人を引く神様です。
何らかのきっかけで初めてお参りになって、とても気持ちがよかった、そのようにおっしゃってくださる方が多いです。そしてまたお参りくださる、折に触れてお参りくださる、そのようなこともよくございます。
どうぞまた、お参りいただきますように。
9回まわるお千度
2019年03月01日
おついたちに
今日は「おついたち」です。毎月多くの方々がお参りなさいます。

毎月「おついたち」にお参りなさる方とお話しさせていただきました。会社を経営されている男性の方です。
私の知らない実業の世界の、大変なお仕事のお話をしてくださいました。
「強欲はダメですね。もちろん目標は立てるのですよ。でも、それにこだわりすぎてはいけません。数字を追いかけすぎていいことはありません。」
「ああ、やはりそうですか。神社で働いている私は、おっしゃるようなことは日々ひしひしと感じているのですが…。実業の世界でもやはりそうなのですね。」
「ええ、そうです。それはそうですよ。本当に色々な人がいます。会社に勤めていて独立するような人もいますね。もちろんそれはそれでいいことだと思うのですよ。でも、お勤めしていた会社に不義理をしたり、顧客を奪っていったり…。私は長年いろいろな人を見てきましたが、そのような人はね…。目先の、最初のところだけはいいかもしれないですけれど、長い目で見たらうまくいかないですね。」
これはその通りだと思います。我を張りすぎて、道理に外れたことをして、自然に反したことをして、幸いに向かうはずはないのです。九頭竜大社の教えの中にもある真理だと思います。
「私は、商売は必ずしも大小だけではないと思うのです。信頼を大切にして、質の高い仕事をしたいですね。いろいろなことがあっても強欲にならないで、会社を末永く維持存続していくことを大切にしたいですね。」
大変穏やかな素敵な表情でおっしゃいました。
来月のお参りをお待ち申し上げております。
「九頭竜大社の教え~自然に帰って生きる~」