京つう

歴史・文化・祭り  |左京区

新規登録ログインヘルプ



2014年07月07日

他人からはどう見えているか

他人から自分はどのように見えているのか?


私が九頭竜大社に奉職する前のことですが、ある人から概ね次のようなことを聞いたことがございます。


「自分は、一生懸命に頑張って何とかいい大学に入ることができた。しかし、その大学に入ってみたら頭のいい人間なんていくらでもいた。そういう人達の中では、どんなに頑張っても平均点ぐらいしか取れないんだ。卒業して就職してみても、毎日毎日しんどいことばかりだ。自分はさほど容姿がいいとも思えない。あまり友達もいない。きっと魅力がないんだ。面白くないことばかりだ。」


私は長時間、ただただその方のお話しをお聞きしておりました。


その方がおっしゃるいい大学とは、全国でも屈指の一流大学です。少なくとも私の頭では、逆立ちしようが入ることが出来ない大学です。私からしてみれば、そんな「いい大学」に入ることが出来、きっちりと卒業しているということだけでも「すごい」ことなのです。
また、その方は、「自分には魅力がない」と悩んでおられるのですが、これも私からみれば、本当に頭がよく(単にいい大学を出ているという意味だけではなく)仕事が出来、思いやりの心にあふれた、実に魅力的な人物なのです。


つまり、私はその方のことを、本当に努力家で、頭がいい人で、仕事が出来、周りへの思いやりの心にあふれた素晴らしい人だ、と思っているのですが、その方は自分自身のことを、自分なんていくら努力をしたって大したことはなく、魅力のない面白くない人物だと思い込んでいるわけなのです。


あまり気づかないだけで、このようなことは日常、よくあることなのかもしれません。


自分には何かが足りない、上手くいかない、充実しないと思っていたとしても、他人から見れば本当にうらやましい、何と恵まれた環境にいる人なんだと、そんな風に思われていることがあるかもしれません。「つまらない。面白くない。」と思う前に、少し視点を変えて、自分のことをよく見てみることも大切かもしれません。


「つまらない。面白くない。」と思って毎日を送っていても、なかなか『心の器づくり』はすすんでゆきません。
ときには、他の人からは自分はどのように見えるのだろうか、自分にはどんな素晴らしい点があるのだろうか、そんなことを考えてみることもよいのではないかと思うのです。すると、自分自身の強み、持ち味のようなものが見え、すすむべき道が開くかもしれません。


他人から自分はどのように見えているのか、というテーマで綴らせていただきました。


今回もご覧くださり有難うございました。

















Posted by 九頭竜大社  at 08:51 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。