ねたみ心が出た時には

九頭竜大社

2015年07月20日 08:28


九頭竜大社の開祖である大西正治朗が描いた竜の絵馬です。




大西正治朗は生前、次のようなことを申しておりました。


「人と人は和んだ状態でいることが望ましいと思います。
しかし、一生懸命生きている以上、他人から批判をされることもあるでしょうし、逆に間接的であるにせよ自分が他人を批判してしまうことがあるかもしれません。また、たとえば隣同士、親戚同士、仲間同士、表面上は和んでいるように見えても、心の奥底では相手のことをよくは思っていなかったりすることがあるかもしれません。

特に厄介なのはねたみ心。このねたみ心が出てきてしまう人はよくないと思いますね。
人をねたむ前に、我が身をよく見つめ、今自分が出来ることにしっかりと取り組む、そして人間として成長してゆく、そういった前向きな心をもつことが大切なのではないでしょうか。
そのような気持ちでいれば心にゆとりも生まれ、人をねたんだり、うらやんだりすることもないのではないかと思うのです。

心にゆとりのない人、自信のない人は、むきになって相手を言い負かそうとするなど争いの心を持ちがちですが、そんな不毛なことをするより、やはり生きていく以上は、人間として成長してゆくんだ、向上してゆくんだという、前向きな心を持ち続けることが必要なんだと思いますね。」


昭和55年11月に開祖が講話で語った言葉を私なりに表現してみました。


お参りをお待ち申し上げております。