2018年12月14日
竜の絵の奉納
今回は、本年ご奉納いただいた竜の絵をご紹介いたします。
こちらは、30代の女性の方ご奉納の水墨画です。
九頭竜大社にお参りされ、心に映ったままに、境内で2時間ほどで描かれました。
背景に比叡山。宝珠を手に神界に上る竜…。
「はじめ、「宝珠」という字を書こうと思ったのですが、竜が「神」と書いてほしいとおっしゃられて…。だから「神」という字を書いたのです。」
「ああ~~。そうだろうなあ…。」と思いました。
九頭竜弁財天大神様が開祖に授けた御神託のなかに、「神は人を救って神界に上る」とあるのですね…。
九頭竜弁財天大神様にお仕えされている竜なら、きっとそんな風におっしゃるだろうなあ…と。こんな風に神界に上ってゆかれるお姿なのだろうなあ…と。
こちらは、50代の男性の方のご奉納です。ご自宅で2か月もかけて画いてくださった力作です。
まずは水墨で下絵を画き、その上にアクリルを貼り、ペンキなどを用いて仕上げられたのだそうです。
初夏にご本殿で「お祓い」をお受けになった、まさにその時に心に映った竜を、2か月もかけて描いてくださったとのことです。ご本人からこのようにお話を伺ったときは、目頭が熱くなりました。
とてもユニークで面白い竜だなあ…と。
正しい心構えで行動する人を、「よっしゃ!!頑張れよ!!!」と。ドーーーンと背中を押してくれそうな、そんな強い力を持った竜だと思います。
どちらの竜もとても好きです。
心のこもったご奉納、まことにありがとうございました。