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2014年03月27日

人にやさしくするには

「人にやさしくしましょう」「思いやりの心をもって人に接しましょう」ということは古今東西よくいわれることだと思います。


九頭竜大社の教えにも「人は衆人愛語慈悲でなければならない」とあります。人は本来、わけへだてなくよい言葉を用い、慈しみや思いやりの心をもって周りに接しなければならない、それが『心の器づくり』になり、九頭竜弁財天大神様からのお恵みもたくさんいただけるようになり、より一層幸いにお導きいただけるようになる、そういう教えです。


ただ、この「人にやさしくする」ということはなかなか一筋縄にはいかないように思います。


なかなかうまくことが運ばず悶々とした日々を送っておられる浪人生の方が、一流大学に入学し充実した学生生活を送っている(あるいはそのように見える)学生さんに対しやさしくできるのかどうか。
かつて結婚生活で失敗し、そのことをずっと引きずって生きている方が、いかにも幸せそうな新婚夫婦に対してやさしくできるのかどうか。
はっきり申し上げて、それは無理な話なのではないかと思います。


人は、何か、その人が乗り越えるべき試練を乗り越えて、『心の器づくり』がすすんでいったときに、「心の器」が大きくなっていったときにはじめて人にやさしく出来るのではないか、最近そのように感じております。


以前このブログで、スキージャンプの葛西紀明選手のことについて触れさせていただきました。
葛西選手は、ソチ五輪団体戦で銅メダルを獲得したときに、個人戦で銀メダルを獲得したときには見せなかった涙を流し、インタビューに答え、概ね次のような内容のことを語っていたやに記憶いたしております。
「本当に嬉しいです。みんなけがをしたり調子を落としたりしていたのにメンバーに選ばれてよかった。後輩たちにメダルを取らせてやりたかった。」


有名な話ですが、葛西選手は、劇的な展開で金メダルを獲得した長野五輪の日本チームのメンバーに入ることが出来ませんでした。
アンカーの船木和喜選手が金メダルを決めるジャンプを飛んだとき、ジャンプ台の下から見上げていた葛西選手は、「落ちろ!」と念じたそうです。長野五輪終了後も自分だけが蚊帳の外。嫉妬で心がゆがんだそうです。


それから16年。長い時を経て、試練を乗り越えた葛西選手の言葉は、本当にやさしさにあふれたものでした。


今、何か大きな試練に直面され、心に余裕がなく、とても人にやさしくなんて出来ないとお感じの方もおられるかと存じますが、どうか安心なさって九頭竜弁財天大神様におすがりいただければと存じます。
九頭竜弁財天大神様は人の「目に見えぬあざ」を取り除いてくださる慈悲の女神様なのです。多少時間がかかろうとも、必ずよい方向にお導きくださいます。
そして、時間をかけて『心の器づくり』をすすめていったときに、人に対するやさしさがにじみ出てくるのではないかと思います。


今回もご覧くださりまことにありがとうございました。





  


Posted by 九頭竜大社  at 08:55Comments(0)