京つう

  歴史・文化・祭り  |  左京区

新規登録ログインヘルプ



2014年03月03日

桑田真澄元投手の心の持ち方

最近元プロ野球投手桑田真澄氏の著書を読み返しました。
九頭竜大社の教え『心の器づくり』に通じるようなことが綴られていましたのでご紹介いたします。


以下『試練が人を磨く』 桑田真澄氏著 扶桑社文庫 よりの引用です。

22頁より
たとえば僕は、『大物とは、金持ちでも有名な人でも、名誉がある人でもない。人間力の素晴らしい人だ』と考える。そういう人間の基準というか評価を考えるときの、ひとつの重要な尺度なのだ。
要するに人間力というのは、すべてのことにありがたいと思える心を持ち、いつも毅然とした態度で、常に気持ちが大きく、何ともいえない大きさを感じさせる人間に、備わっているもの。そんなイメージ、わかってもらえるだろうか。

56頁より
チームが連敗中で、僕も負ける。「申し訳ない」とか「悔しい」という気持ちはもちろんある。でも同時にもうひとつの気持ち、思いも持っている。
「自分のピッチングは良かったじゃないか。とくにあの場面はよかった。今回は負けたけれど、よしッ、この負けはきっと将来のプラスになる」と、いつもそういう考えを持っているのだ。プラス思考ということなのだろう。
こんなことを言うと、バカにされるかもしれないけれど、僕は何でも「ありがとうございました」なのだ。常に感謝しながら野球をやっている。


「常に感謝しながら野球をやっている」と桑田真澄氏は綴っておられますが、そこは厳しい勝負の世界。シーズンを通じて心をコントロールし、気持ちを切り替えながら乗り切っていくのは並大抵のことではないと想像いたします。桑田真澄氏は毎日日記をつけておられるそうですが、そのことについて次のように綴っています。


61頁より
嫌なことがあったら、それも日記に書く。そして、日記に書いて終わりなのだ。
だから愚痴は言わない。日記にはたくさん書くけれど、口に出しては言わない。愚痴を言うということは、「ありがたいな」と思えていない証拠だからだ。
たしかに、「バカやろう」と思うことは、いっぱいある。そう日記に書くこともある。たとえば試合に負けて「あいつがエラーをした、バカやろう」と書く。でもそのあとに「あぁ、こういう気持ちじゃいけない。これはありがたいんだ。必ず僕のプラスになるんだ」と書いている。
「バカやろう」と書いて、「あ、この気持ちが試合中に出たんだ。これは僕の気持ちの持ち方のミスであり、僕の人間力の弱さだ。これを克服しないかぎり、僕はまた同じ繰り返しをするだろう。あそこであの選手に向かって、もう一本いくぞ、次のバッターもそこに打たせるから、今度は頼むぞ、そういう大きな気持ちになぜなれなかったのか」そういう反省も書く。


現役時代の桑田真澄氏のプレーはテレビで見ていて、よく記憶いたしております。
マウンド上で帽子を目深にかぶり、投手でありながら、打撃や走塁でも一生懸命な、そんなプレースタイルが印象にのこっています。テレビで見ていても独特の雰囲気を醸し出している選手でした。
その桑田真澄氏が、まさに、九頭竜大社の教え『心の器づくり』に通じるような考え方をもってプレーしていたということは、大変に興味深いことでした。


九頭竜大社の『心の器づくり』にとって最も大切なことは、「感謝の心を持つこと」「愚痴をいわないこと」です。
桑田真澄氏は『人間力を磨く』という表現をされていますが、上記の引用からも、いかに努力をして、日々「感謝の心を持つこと」「愚痴をいわないこと」を実践し、人間力を磨いておられたかが分かります。


桑田真澄氏の日々の実践、心の持ち方が、九頭竜大社の教え『心の器づくり』に通じるところが多いと思い紹介させていただきました。
『心の器づくり』の参考にしていただきますれば幸いに存じます。
  


Posted by 九頭竜大社  at 10:15Comments(0)